私は就職活動を行う中で設計の仕事に携わりたいと考えて企業研究を進めていました。その中で設計業務だけを行う会社と実際のモノづくりにまで関われる会社があることを知りました。
川副機械製作所はモノを作る事から更に踏み込んで、実際に動かすところまでトータルに設計が関われることを知り魅力を感じました。大手企業などへも応募を考えていたのですが、自分が希望する仕事に就けないことが多いことを知り、規模的にはまだまだ成長途上にありながら、世界的に技術力の高さやシェアの高さで評価されている川副機械製作所に入社を決めました。設計にあたって基礎的なことは大学で学んでいましたが、仕事で使えるスキルを学んだのは入社してからです。入社後は先輩の仕事の一部をサポートすることから徐々に仕事を覚えていき、徐々にお客様の仕事を担当するようになりました。そして今はほぼ自分の力で進めています。子供の頃からレゴブロックで何かを作るなどの手作業は好きでしたので、今の仕事はその延長線上にあるといえます。

手掛ける設計は非常に大きな装置からテーブルに乗るくらいのサイズの機器まで多種多様です。自分が手がけた設計が初めて製品として形になった時には、嬉しい前にホッとした記憶があります。川副機械製作所ではエンジニアにも人と接しながら作りあげていく力が求められます。設計スキルだけでなく、コストや納期を意識しながらお客様の要望に応えていく為にはコミュニケーションスキルも重要です。この辺りは元々得意ではなかったのですが、仕事を通じて徐々に学んでいる感じです。社内においても円滑に仕事を進めるために、製造部や営業部のメンバーとは密にコミュニケーションを取っています。
現在、若手が中心となり3DCADによる運用を率先して進めています。3DCAD化は2Dと比較して格段に要素が多くなるため大変なことも多いのですが、仕組み化を確立すると、強度計算やシミュレ―ションなどを事前に確認したり、データの再活用で効率化が図れるなどのメリットがあります。また、展示会の場でも分かり易くイメージを伝えられる利点もあり、力を入れて取り組んでいるところです。

技術部内の事務作業と機械設計における3DCADの業務を主に担当しています。出産を経て育休を取得し、復職した2023年の春に他部署から技術部に異動し、現在の仕事を行なっています。異動当初は2Dの図面からは全く立体のイメージができない・・・という状態からのスタートでしたが、上司や同僚の丁寧なサポートもあり、ソフトの使い方から始まり少しずつ仕事を覚えています。簡単なものから徐々に図面が読めるようになり、その面白さを感じることが増えてきました。現在の目標は、より複雑な図面が読み取れるようになり、設計サポートをより幅広く、かつ作業もスピーディに取り組めるようになることです。現在取り組んでいる設計の仕事をもっとより深く学んでいきたいという思いがありますが、将来的には川副機械製作所にある様々な仕事にチャレンジし、お客様の課題に幅広く寄り添い、モノづくりに貢献していくことができればと思っています。

技術部に異動する前は、購買業務を約5年間担当してきました。その時に印象に残っている事は、来社されたお客様から「納期を縮めてくれて有り難うございました！！」と直接お声を掛けて頂いた時のことです。それまでお客様と直接やりとりすることは無かったので、自分の仕事がお役に立てたことを実感でき、今でも忘れられない嬉しかった出来事です。
私は結婚・出産を経て復帰した後に技術部に異動となったのですが、会社は子育てに理解があり、「子供が熱を出した」などの突発的な出来事による早退なども取得しやすい雰囲気で大変助かっています。女性で長く仕事を続けていきたいと思っている方にもおすすめできる環境だと思います。育休取得・復職は当たり前の雰囲気で、同じような女性社員も複数名います。よほどの繁忙期でない限り残業はほぼ無く、ワークライフバランスはしっかり取れています。休日の日は娘と一緒にお出かけをしたり、家でのんびり過ごしています。