現在の仕事は設計課から回ってきた図面を見ながら、製品をミスなく加工していくことです。自分なりに作業の方法を考えながら仕事を進めています。入社当初は全く何も分からない状態からのスタートでしたので、図面の見方、機械の動かし方など１から１０まで先輩に手取り足取り教えてもらいました。最初はなかなか上手くいかないことも多かったのですが、1年程経った頃から少しずつ出来ることが増えてきた感じです。新入社員時代から一度聞いたことはまた次に同じ質問をしないようしっかりとメモを取る事を心掛けてきました。
今の仕事は先輩から引き継いだもので、現在では一通り作業を行なえるようになりましたが、加工する製品の状態によっては、まだまだ難しいと感じることもあります。加工手順が難しい状態の製品が回ってきた時には、今でも先輩に相談しながら慎重に進めています。日々、試行錯誤することもありますが、川副機械製作所の先輩は「自分が聞くより前に教えてくれる」といった優しい人達が多いです。分からないことは何でも聞きやすい環境で、後輩を育てることに積極的な社風があると思います。

自分より若手が入社し余裕ができた時は、次のステップとして新しい業務も学んでいきたいと考えていますし、入社5年目になるので、新たに後輩が入ってきた時にうまく指導できるようになりたいです。そのためにも今以上にスキルアップが必要だと感じています。
加工作業者とCAD CAMを作成する仕事の両立はなかなか難しいのですが、CAD CAMにプログラムを書いて自動化し動かした時は、とても面白いと思いました。
工業高校の授業で日々機械は触っていたので、仕事をするなら機械を扱う仕事が良いなと思っていたところ、進路指導の先生に川副機械製作所を勧められ、社風なども自分に合っていると思ったので入社を決意しました。川副機械製作所の残業は、よほど忙しい時以外は無いので、ワークライフバランスを重視して働きたいと考える自分にはとても合っていて、無理せずマイペースで長く続けていけると思いました。プライベートにおいては最近はまっている事は筋トレです。休日は自宅で友人とがむしゃらにトレーニングに励んでいます。

私は現在2ロール矯正機という製品(装置)の組立を担当しています。1年目～2年目は同じ組立担当の先輩のサポートが中心でしたが、3年目からは自分の担当を持たせてもらっています。川副機械製作所の製造(組立)の仕事の醍醐味は、モノに直接触って形を作り上げていくこと。目に見える成果が私にとって分かり易く、達成感を感じることができます。
組立作業に必要なクレーンや溶接などの資格は、入社してから会社のサポートで取得させてもらいました。業務に必要な資格を取得し、スキルアップできる点もおすすめです。私の場合ですが、この1年間で10台前後の組立作業を担当しました。同時並行で複数の組立て作業を進めることもあります。余裕をもってスケジュールを設定しているので、自分が考えた段取りで丁寧に進めることができます。この仕事は職人的な一面もありますが、上司のリーダーシップのもと、役割分担でチームワークが求められるのでコミュニケーション能力も必要だと思います。

仕事はまず自分なりのやり方を考えることからスタートします。実際にやってみて上手くいかない場合は上司に相談し、アドバイスをもらいます。時に図面通りに仕事を進めても上手くいかないこともありますが、その際は設計課ともコミュニケーションをとりながら意見を出し合い、時には設計課に仕様を変えてもらう事もあります。
製品(装置)にもよりますが、組立期間は2～3ヶ月に及びます。また自分が組立てた製品が海外に出荷されることも多くあります。現地での据付は製造の組立担当が行うため、国内外への出張があります。初めての出張で客先に製品の据付をした時は「自分で形にした」という実感が湧き達成感を感じることができました。
今後については、組立以外に加工工程も学ぶ事ができればと考えています。組立と加工の両方を理解する事は、より幅広い仕事を担当する上で必要なことなので、ぜひ機会があれば学んでいきたいと思います。そして、組立は図面を信頼しながらの作業となるので、図面を読み取る力をもっと向上していきたいと考えています。